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零れ落ちる夕映えの、 ②

去年の年頭に書いていて投げっぱなしになっていたものの続きを細々と書いてます……(>_<)
随分と経っちゃったのでアレですが、気長に見て頂けると幸い。
終わる気配もないですしー(爆
プロットじゃ終わってるんですが書いてるうちにどんどんこう、長くなると言いますか……!

バックナンバー↓
零れ落ちる夕映えの、①



「それで、盗撮事件はどうなったの?」
「んー、聞いちゃった手前、私らも手伝ってはいるけど、あんまし進展はないんじゃないかな。燈馬君は何も言わないし」
「ふーん……」
 お見舞いに来てくれた香坂と、なんて事のない世間話を交わす。
 こういうのは何がきっかけで記憶が戻るのか解らないから、積極的に近しい相手と話す事はアリなんだと、主治医の先生が言ってくれてるのに甘えてほぼ毎日、誰かしらが顔を見せにやってくる。
 両親はさることながら、香坂や梅宮、紀子に先輩、クイーンを始めとしたミステリ研の面々等。
 賑やかなのはいい。私の記憶は一向に戻る気配はないけれど、楽しさで不安感が紛れていく。
 気が急いたって戻る時は戻るし、戻らない時は戻らない。頑張りすぎずにいきましょう、とさっきも先生に言われたばかりだ。

「あのさ、香坂」
 手みやげに貰ったプリンを食べつつ、傍に座る香坂に話しかける。
「燈馬君とクイーンって、付き合ってんの?」
「……は?」
 たっぷり数十秒間は固まってと思う。プラスチックの匙を咥えたまま、香坂はまるでぎぎぎ、と音を立てて動くロボットのように首だけ動かして、私の顔を凝視した。
「同じミステリ研なんでしょ? 少なくともただの顔見知りレベル、ではないよね?」
 一定以上の親密度は、あの二人の後ろ姿から垣間見えた。とっつきにくそうなタイプのクイーンが警戒を解いて燈馬君と話をしている。燈馬君自体も、人付き合いが苦手そうなのに。
「それ、あんたが言っちゃうの?」
「違うの?」
 呆れた声を、香坂は上げた。
「まぁ、こんな状況だし、あたしが言うのもおかしいから言わないけどさ。少なくとも江成さんと燈馬君は付き合ってはいないと思うよ」
 見解ではなく、ほぼ断言だ。反応からして、もしかしたら燈馬君の相手を香坂は知っているのかもしれない。
 興味津々で聞く体勢になった私にでも、まぁ、そうねと彼女は続けた。
「燈馬君自身は付き合ってると認識してた相手はいるんじゃない? クイーン以外で」
 誰よ、と問いたい気持ちはあるけれど、多分人名を聞いても解らないだろう。なんだかんだで生徒数考えたら千人以上はいるのだから、記憶のない私には特定なんて出来やしない。
「てか、何? あんた燈馬君気になってんの?」
 にまにまと香坂が笑っている。恋バナを聞く体勢の顔だ。そんな余裕なんてある訳ないのに、とちょっぴり腹が立った。確かに、燈馬君は顔は……悪くなかったけど。
「違うよ! ……なんていうの? なんか、すっごい心配そうにしてたからさ、二人とも。私は顔を覚えてないのに。……記憶が戻せるなら、研究会の人からがいいかなぁって思ったの」
 人間関係とか、そういう対外的な事でも訊けば、記憶の扉をノックすることくらいはできるのかなぁと思った。本当それだけのつもりだった。好奇心は、まぁ、ちょっとはあるのは否定しないけど。
「直接話せばいいじゃん。気になるなら。私はあんたの二年間を確かに見てきてるけどさ、私の見てないあんたを、燈馬君は見てるはずだよ」
 クラスも二年間一緒で部活も一緒。それ以外の所なんてどんだけあるんだか解らない。香坂の見てない私とはどんなものだろう。

 けれど。
「そりゃ話せりゃね」
 私の一言に、香坂は目を見開いた。
 なんで? と言わんとしてるその表情に、私はそのまま、理由を述べる。 
「だって来てないんだもん、あれ以来」


 入院してからというもの、花は定期的に届いたりしていた。
 燈馬君からだ、というのは、花を届けてくれる看護婦さんから毎回聞いている。いつもナースステーションまでは来ているらしいけれど、花を預けるとそのまますぐに帰ってしまっているそうだ。
 看護婦さんも気を利かせて引き留めておいてくれればいいのに、と思うけど、そうそう個人的なお願いも聞いてもらえないだろう。大体、燈馬君がもし引き留められても、留まる可能性は低そうだし。

「待ち伏せしてやろうかとも思うんだけど、他の患者さんの手前、それは止めてくれって言われちゃってさ」

 大体放課後くらいだろう、とそれくらいの時間に覗いたりもしたけれど、意外とまちまちでタイミングが掴めない。
 大学を出てるから高校の勉強はもうすでに終わってるって前に聞いたけど、そのせいなのか午前中のへんな時間に来たりもしてるらしい。
 会って燈馬君ともじっくり話をしてみたいと思うのに。避けられてるのがよく解って、最近は燈馬君の事を思い出す度に寂しいような腹立たしいような変な気持ちを持てあましている。

「私会ったよ、一昨日。そこの入り口の脇の中庭で。もうお見舞い終わったのかと思ってた」
 香坂の爆弾発言に、思わず身体がのけぞりそうになった。
 ……中庭?
「何時くらい?」
「んー、4時くらいじゃないかな?」
 窓から外を見ると、3階建ての高さから綺麗に整えられた中庭が見下ろせる。入院してる人がひなたぼっこをしたり、お見舞いの人が休憩したり、まばらながらも人がいるのが解る。
 見ようと思えば、表情くらいは見分けが付く距離だ。

 ナースステーションは壁とドアを隔ててるけれど近い。中庭だって、顔が見える距離だ。
 そこまでは来てるのになんで病室まで来ないんだろう。

「気まずいのかな……」
「それもあるけどさ、気にしてんじゃない?」
 なんとなしに呟いた私の呟きを、香坂が拾った。
「燈馬君とあんたが友達になってからの期間を丸々思い出せないから、もしかしたら自分との付き合いが本当はイヤで思い出したく無いのかも、とかね?」
 あくまで可能性だけどね。止めてれば階段落ちしなかったのに、とか、そもそも犯人が屋上にいるとか推理なんかしなければ、と食べ終わってすっかり空になった容器を透かして見ながら呟き返す。
 そこまで神経質そうには見えなかったけれど、話した感じは、確かに不器用なタイプなのかもしれない。

「そういうタイプなの?」
 ちらりとまた、窓の外を見る。けれど、そこには燈馬君はやはり居ない。
 遠巻きにでも、中庭からこの部屋を眺めていたんだろうか?
 怪我をさせた罪悪感を持っているからこそ、私に会いに来られないんだろうか。 
 表情が曇ったのがわかったのか、香坂がわしわしっと頭を撫でつけた。
 ベッドに横になる関係で髪を解いたままの私の頭はされるまま、ぐしゃぐしゃと毛羽だった。

 にやり、と顔を覗き込み、笑う。
 大抵香坂がそういう顔をするときは、何か裏があるときだ。
「知らないよ。でも、ほぼ毎日来てるっぽいからあんたが諦めなけりゃいずれ会えるんじゃない?」

 香坂は私から顔を離すとにやにやしながら、窓の外を指さした。 
 花束を持ってくるのは数日おきだけれど、中庭は。
 話し声の詳細は聞こえないものの、叫べばきっと届くだろうそのくらいの距離。
 ……成る程。
 飛び降りて捕まえることは出来ない(出来るけど十中八九先生に怒られる)けど、顔を見て話しかけることは出来るだろう。

 私は、中庭に燈馬君が姿を現すのを、待つことにした。
■■■■■

 数日後。燈馬君は思った通りに、中庭に姿を現した。
 距離をとってこちら側から見ていることを悟られないように様子見していると、窓がよく見えるだろう一角に立ったまま、じいとこちらを眺めていた。
 その顔は真剣そのもの。念を込めているかのような。
 それで記憶が戻るならば苦労はしない。

 ……そんなに気になるなら、直接来ればいいのに。

 私は心の中で悪態をつく。
 だって私自身は燈馬君が来ることを拒んではいないし、むしろ話をしたいと思っている。
 何に対して遠慮をしているんだか、理解不能だ。
 燈馬君は真剣な顔をしたまま微動だにしない。あれじゃあ怪しい人ではないか。
 きっと私が気づかなかっただけで、燈馬君は私が入院してから今まで、こうやって中庭に立ってはこちらを見ていたに違いない。
 明るさの関係で、あちらからは中はあまり見えないだろう。
 それでも、こんな外気が寒い中、燈馬君は立ち続けていたのだろう。

 馬鹿じゃないの?
 そんなことして、風邪引いたらどうすんだよ。

 そう思った瞬間、私の身体は勝手に動いていた。
 窓辺に駆け寄り、がばっと開いて上半身を乗り出し燈馬君を睨みつける。
 燈馬君は、まさか自分が見つかっているとは思ってなかったらしく、視線が合うと文字通り飛び上がって驚いた。
 驚いて、一目散に逃げようと回れ右をして駆け出した。なんで逃げる必要があるんだよ。これっぽっちもそんな必要なんてないじゃないか。

「燈馬君!!!」

 呼びかける後ろ姿が走って逃げる。飛び降りて追いかけようと思ったけど、脳に振動がどうやらとか先生に言われたのを思い出して慌てて踏みとどまる。後々支障が出るのはまずい。
 仕方ないから、身体はそのままで声だけ叫ぶ。

「逃げんな! 燈馬想!!」

 周りの人が何事かとこちらを見上げる。恥ずかしかろうと仕方がない。止まらない燈馬君が悪いんだ。
 それでも気にせずただひたすら門へ走って向かっている背中に舌打ちしながら、また精一杯、大きな声で私は呼びかけた。
 紛れも無い本心を。不安を、寂しさを、今日まで積もりに積もったよくわからない気持ちを込めて、力一杯。

「私は思い出したいんだよ! 燈馬君と見ていた世界を!!」

 その言葉で、燈馬君はびくりと立ち止まって弾かれたようにこちらを向いた。
 驚いた表情で肩で息をしたまま、呆然と見上げてきている。
 そんな表情するほど思いもよらなかったのだろうか。それはそれで何だか傷つくなぁと、私はため息をついた。

 もし、燈馬君が記憶を無くした責任を考えているのなら、思い出して回復させる義務があるはずだ。

 多分高2の私は相変わらず意地っ張りで、気持ちの伝え方なんか全然わかんなくて、抱え込んだままなんだと思うけど。絶対、燈馬君は特別なんだと思う。
 だって、そうじゃなきゃ、二年間も一緒の時間を過ごさない。
 それが友情なのか愛情なのかは判らないけれど。絶対に何らかの感情があるはずなんだ。
 それならば。
 失われた記憶も、そういった感情と絡めれば手繰りやすいんじゃないだろうか。

 息がなんとか収まったようで、燈馬君はどうしたものかと迷うように空を仰ぎ見ている。
 ずっと避けていた後ろめたさや気恥ずかしさがあるのかもしれない。そんなの、気にしなくたっていいのに。
 私は大きく手を振ってまた、燈馬君の名前を呼んだ。
 また視線が絡んで、燈馬君が苦笑いを浮かべる。まだ、どうするのか迷ってるみたいだった。
 大きく手招きをして、私は笑う。
 迷うことなんてない。私は燈馬君に会いたい。燈馬君も私が心配で様子を見たい。お互いの欲求は同じものだ。

 私は、本当に、思い出したい。
 事件とか、友達の事とか、勉強とか、色々思い出さなきゃいけないことはあるけど、一番思い出したいのは、燈馬君との事なんだ。
 胸が痛むその理由を、私は思い出さなきゃいけないんだ。
「私からも、高2の私からも、……逃げないでよ……」
 ぽつりと呟いた言葉は、燈馬君にはまだ遠すぎるから届かない。

 けれど気持ちは届いたみたいだった。
 離れて止まったままの位置から、燈馬君は心配そうに微笑み、小さく手を振って応えてくれた。
 それだけで、今まで来なかった腹だたしさも何もかも、ほっとして氷解していくようだった。



あぁ、きっと。
燈馬君のこういう所が私は好きだったんだろうな、と、私はその姿を見ながら理解した。
■■■■■
 それから、燈馬君は割と毎日のように私の話し相手になりに来てくれた。
 あんなに頑なに来ようとしなかったというのにどういうワケよと詰め寄ると、やっぱり香坂の予想した通りに、色々考え過ぎちゃって二の足を踏んでしまったらしい。
 そんなん、もし何かあったとしたって私がお覚えてないならイミないじゃん?
 何があろうと私は思い出したいし、もし思い出したことで弊害が起ころうと後悔しない、と私が宣言することによって、ようやく燈馬君のでもでもだっては収まった。

 じゃあ、水原さんの為ならば、としてくれる色々な思い出話を、私はいつも興味津々で聞いている。燈馬君が来るのが毎回毎回待ち遠しいくらいに。
 天気がいい日は病院の屋上に出て、景色を見ながら話をする。
 どうやら学校でもよく二人で屋上でサボったりしているらしく、少しでも状況を似せられれば、という思いもあるようだった。
 私は、屋上で過ごす時間が大好きになった。


 私より二年先を生きていた高2の私は、今の私からは思いも寄らない体験をいっぱいしている。
 燈馬君と一緒に様々な事件を解決したり、海外行ったり、犯罪者集団と乱闘したり。
 記憶にない交友関係もざらざら出てきてまるで国際人のよう。
 英語の成績は普通だったと思うのに、最近はもうペラペラだったと聞くと、本当にそれ私?と思わず聞き返さざるを得ない。
 そんな状態なんだから、私にとって、彼女は、いわばパラレルワールドの住人的扱いだ。
 私であって私でない。


 今日もまた屋上の一角に陣取って、いつものように私の話をする燈馬君を見つめる。
 燈馬君の話の中の私は格好いい。それは多分、燈馬君から見た私だからフィルターがかかっているんだろう。
 香坂がにやにや笑いながら言っていた、付き合ってると認識している人間、というのは、話を聞いているとすぐ解った。多分私なんだろう。
 でもそれにしちゃ、凄く他人行儀な気もするから、私は今までずっと様子見をしていた。
 付き合ってるんだったらもうちょっとこう、スキンシップとかそういうのがさりげなくあってもおかしくないんじゃないかなぁ、と。少女漫画並みの知識しかない私の考えじゃ、その程度しか考えられないんだけれど。

 今日も、話の中の水原さんは燈馬君を振り回している。
 それならば、私も目の前にいる燈馬君を振り回してみようかと、唐突に思い立った。

 ずっと気になっていた事柄を口にしてみる。

「燈馬君と私って付き合ってたの?」


 燈馬君の、呼吸が止まる。
 たっぷり10秒近く固まり、ぷるぷる肩を震わせながらさっと視線を外に向ける。
 意外だ。
 すごく意外な反応だ。
 これ、本当に付き合ってたの?
 嘘だよね?

「香坂さんに、何か言われたんですか?」
 視線を逸らしたまま、燈馬君が聞いてくる。
「クイーンと燈馬君付き合ってんのかなって聞いたら、相手は別にいるって」
 付き合ってるとは言ってはいなかったけど。

 燈馬君は興味津々で見つめる私に観念したのか、頭を掻きながら少し照れた様子でぽそりと「僕は、好きなんですけど」と呟いた。
 素直に教えてくれるとは思わなかったから、私も若干停止する。
 え? すごい……可愛い。

 心配したときに見せた顔も、話をするときの嬉しそうな顔も、時々見せる寂しそうな顔も、色々な顔を見てきたけれど、今の顔は初めて見た。
 全部を知ってるわけじゃないけれど、その顔はすごく意外で、思わず胸が大きく爆ぜた。

 きっと、高2の私は、こんな顔なんて見慣れているんだろう。
 普段は何考えてんだか分かり辛い彼の、意外な一面。私にだけ垣間見せる素顔。
 こんなの見せられたら、好きにならないわけないじゃない。
 そうでなくても、毎日のように燈馬君と過ごしてたからこんなにも思い出話があるわけであって。

「絶対、私、燈馬君好きだよ」

 まるで他人の気持ちのように、私は言う。いや、私の中では高2の私はれっきとした他人だ。……そう思ってないと勘違いをしそうになる。
 燈馬君は、一緒に今まで過ごしてきた私を好きなのだ。記憶が全くない私ではない。
 色々な事が積み重なって、お互いに信頼し合っていった結果、こういう関係になっているんだから、そこに私が割って入れるわけはない。

「大丈夫、いけるいける。私も絶対燈馬君のこと好きだって」

 肘打ちをしながら話す私の隣に座り、燈馬君は曖昧に笑う。
 燈馬君からすれば、どちらも私なのだから仕方ない。本人がけしかけるなんてどう考えてもおかしいけれど、そんなの、私の知ったことじゃない。
 だって、私は私ではないんだもの。

 陽子のこと応援しておいて、自分はダメなんておかしいよねぇ。告ればいいのに。と私にとってのつい最近の事柄を例にとって話すと、燈馬君ははあ、と大きなため息をついた。

「……随分と他人事のように話しますね。僕にとっては、今喋ってるあなたも、もとのあなたも同じ水原さんなんですが」
「だってわたしは燈馬君の知ってる水原さんじゃないし」

 記憶が戻らない限りは、どんな事があろうと、元の私にはならない。ということはどこまで行ったって私は私であり、交わることなんてない。
 だから、燈馬君の好きな私になるためには、元どおりにならなきゃいけないんだ。

「告るのは記憶が戻ってからにしてね。告られても断るからね」

 牽制するように、私は笑う。
 そっかぁ、ついに私にも彼氏ができるんだー、へー、ふーん、とからかうように軽く言うと、燈馬君は実に居心地が悪そうに眉を寄せた。

 きっと、私の記憶が戻って、未来の私になったら、この二人は付き合うだろう。
 理知的な燈馬君と活動的な私は、きっとお似合いだろうな、と客観的に思った。

 いいなぁ、高2の私。
 燈馬君、優しいし、かっこいいし……大事にしてくれるし。
 羨ましい。

 私がそんな事を考えてるとも知らずに、燈馬君は仕方がないなぁ、と言った様子で柔らかく笑っている。
 そんな様子を見ながら、私の胸は、またぎゅっと締め付けられた。
 嬉しいのか、悲しいのか、それすらも解らなくて、ただ、苦しい。
 だけどそんなのを燈馬君に感づかれたくないから、私は表情が歪みそうなのをなんとか押し殺す。
 なんだろう、この気持ち。
 記憶が戻ったら、どういう物なのかわかるんだろうか?

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