告知と動画途中と森立SS。
アンソロサイト、ようやっと開店でございます!
ついに参加者様から原稿をいただきました…………!!!
hina様ありがとうございますっ!!!
是非是非、アンソロサイトへ足をお運びいただきステキな燈可奈小説を皆様も読んでいただきたいのですっ!
……しかし。
月真の作品終わってません。
あわわっ!!折角原稿をいただいたのにっ!!
なんとか小説だけでも頑張って仕上げたいと思いますっ!
で、今回も発売日UPを目指して動画は描いてますが……
前回よりも取り掛かり時間が遅かったので白黒……
なんとか、終わるといいなぁ、といったところです……
あ、あと、pixivやtwitterでも呟きましたが、コミケ受かりました!
土曜日 西地区“う”ブロック-26a 「あなたの還る場所」になります。
スペースのジャンルはマガジンFC(QED)になっております。
web上で公開した漫画や小説の再録と、新刊なにか出せるといいなぁ、といった感じです。
一般サークル共に5年ぶりの参加ですが、よろしくお願いします……
以下、先日珍しく呟いてました森立SSです↓
「10cm」
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
丁度、手のひら一つ分くらいの距離だ。
歩幅はそんなに違いはないと思うんだけど。
多分、七瀬さんは僕に合わせて歩いている。
多少ゆっくり目に、僕が話すことに、相槌を打ちながら。
僕はいつも話すのに夢中になってしまって。
七瀬さんからしたら僕の話なんて、本当は面白くないのかもしれないのに。
だけど、いつだって、七瀬さんはにこにこ笑いながら、きちんと最後まで話を聞いてくれる。
だから僕は、嬉しくて、もっと話を続けたくなるんだ。
だってもっと続ければ、もっともっと七瀬さんが笑ってくれるでしょう?
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
丁度、手のひら一つ分。
それは、所謂年下の男の子とか、弟分とか、そういう風に扱っているんではなくて。
きちんと、一人前として扱ってくれている、そういう意味。
それは、すごく嬉しいんだけど、たまになんだかモヤモヤとする。
七瀬さんは、僕のことを一人前として見てくれているけれど。
それは男としてではなくて。 多分、僕は七瀬さんに触れようと思えば触れられるし、七瀬さんも拒絶はしないと思う。
だけど。
それは、“男”の僕ではなく、榊森羅という“生き物”と捉えているからで。
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
好きって気持ちをどうやって伝えれば、七瀬さんは解ってくれるだろうか?
-----------------------------------------------------------------
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
隣で森羅が無邪気に笑い、その様子を微笑ましく眺める。私は、そんな時間が好きだ。
私の知らない色々を、森羅はいっぱい知っている。
私の知っている色々を、森羅は知らないけれど。
知らないからこそできる、違った目線の捉え方を私に教えてくれる。
森羅と話すと、世界がキラキラして見える。
空も、空気も、全てが輝いて見える。
私は、それが大好きだ。
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
帰り道のこの光景だけをとらえてあえて言うなら、先生と生徒?
彼氏か?と問われると、違う、と言う。
正直、私は森羅の事をどう見たらいいのか迷っている。
以前に年を聞いたことはあるけれど、
「七瀬さんが当てたら教えてあげる」とはぐらかされ。
おじいちゃんに聞いてみると、
「成績同じぐらいなんだから気にしなくたっていいじゃん」 とか言う。
私よりも、あきらかに低い、頭身。
絶対、私よりも子供なんだと、そう思っていた。
以前、燈馬さんと話をした時に聞いてみたのだ。
こんな小さい子なのに親も保護者も一緒ではなく、一人で生活させて心配じゃないのかって。
そうしたら、燈馬さんはにこりと笑ってこう言うのだ。
「年齢ではなくて、僕自身は森羅という人間を信用していますから心配ではありません」
私は、急に恥ずかしくなった。
森羅は、とうの昔に自立して。
反対に、私はまだ、親の庇護の元で生活してる、子供で。
見た目や年齢ではなくて、人として、どうあるべきか。
森羅は、危ういところもあるけれど、成熟しているのだ。
自分の意見をはっきり持ち、流されない。
私なんかよりも、ずっと、大人だ。
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
たまに、後姿を眺めてどきりとする。
ずっと男の子だと思ってた森羅は、わたしなんかよりずっと大人なんだと解っているはずなのに。
振り返って見せるあの微笑みにその片鱗を見いだせなくて。
私はただただ、混乱する。
ついに参加者様から原稿をいただきました…………!!!
hina様ありがとうございますっ!!!
是非是非、アンソロサイトへ足をお運びいただきステキな燈可奈小説を皆様も読んでいただきたいのですっ!
……しかし。
月真の作品終わってません。
あわわっ!!折角原稿をいただいたのにっ!!
なんとか小説だけでも頑張って仕上げたいと思いますっ!
で、今回も発売日UPを目指して動画は描いてますが……
前回よりも取り掛かり時間が遅かったので白黒……
なんとか、終わるといいなぁ、といったところです……
あ、あと、pixivやtwitterでも呟きましたが、コミケ受かりました!
土曜日 西地区“う”ブロック-26a 「あなたの還る場所」になります。
スペースのジャンルはマガジンFC(QED)になっております。
web上で公開した漫画や小説の再録と、新刊なにか出せるといいなぁ、といった感じです。
一般サークル共に5年ぶりの参加ですが、よろしくお願いします……
以下、先日珍しく呟いてました森立SSです↓
「10cm」
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
丁度、手のひら一つ分くらいの距離だ。
歩幅はそんなに違いはないと思うんだけど。
多分、七瀬さんは僕に合わせて歩いている。
多少ゆっくり目に、僕が話すことに、相槌を打ちながら。
僕はいつも話すのに夢中になってしまって。
七瀬さんからしたら僕の話なんて、本当は面白くないのかもしれないのに。
だけど、いつだって、七瀬さんはにこにこ笑いながら、きちんと最後まで話を聞いてくれる。
だから僕は、嬉しくて、もっと話を続けたくなるんだ。
だってもっと続ければ、もっともっと七瀬さんが笑ってくれるでしょう?
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
丁度、手のひら一つ分。
それは、所謂年下の男の子とか、弟分とか、そういう風に扱っているんではなくて。
きちんと、一人前として扱ってくれている、そういう意味。
それは、すごく嬉しいんだけど、たまになんだかモヤモヤとする。
七瀬さんは、僕のことを一人前として見てくれているけれど。
それは男としてではなくて。 多分、僕は七瀬さんに触れようと思えば触れられるし、七瀬さんも拒絶はしないと思う。
だけど。
それは、“男”の僕ではなく、榊森羅という“生き物”と捉えているからで。
七瀬さんと僕の距離は、近くもなく、遠くもなく。
好きって気持ちをどうやって伝えれば、七瀬さんは解ってくれるだろうか?
-----------------------------------------------------------------
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
隣で森羅が無邪気に笑い、その様子を微笑ましく眺める。私は、そんな時間が好きだ。
私の知らない色々を、森羅はいっぱい知っている。
私の知っている色々を、森羅は知らないけれど。
知らないからこそできる、違った目線の捉え方を私に教えてくれる。
森羅と話すと、世界がキラキラして見える。
空も、空気も、全てが輝いて見える。
私は、それが大好きだ。
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
帰り道のこの光景だけをとらえてあえて言うなら、先生と生徒?
彼氏か?と問われると、違う、と言う。
正直、私は森羅の事をどう見たらいいのか迷っている。
以前に年を聞いたことはあるけれど、
「七瀬さんが当てたら教えてあげる」とはぐらかされ。
おじいちゃんに聞いてみると、
「成績同じぐらいなんだから気にしなくたっていいじゃん」 とか言う。
私よりも、あきらかに低い、頭身。
絶対、私よりも子供なんだと、そう思っていた。
以前、燈馬さんと話をした時に聞いてみたのだ。
こんな小さい子なのに親も保護者も一緒ではなく、一人で生活させて心配じゃないのかって。
そうしたら、燈馬さんはにこりと笑ってこう言うのだ。
「年齢ではなくて、僕自身は森羅という人間を信用していますから心配ではありません」
私は、急に恥ずかしくなった。
森羅は、とうの昔に自立して。
反対に、私はまだ、親の庇護の元で生活してる、子供で。
見た目や年齢ではなくて、人として、どうあるべきか。
森羅は、危ういところもあるけれど、成熟しているのだ。
自分の意見をはっきり持ち、流されない。
私なんかよりも、ずっと、大人だ。
森羅と私の間には、微妙な距離が保たれている。
たまに、後姿を眺めてどきりとする。
ずっと男の子だと思ってた森羅は、わたしなんかよりずっと大人なんだと解っているはずなのに。
振り返って見せるあの微笑みにその片鱗を見いだせなくて。
私はただただ、混乱する。
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