罰ゲーム
先日、いちゃラブ構図の参考書を買いまして。
練習がてらちょこちょこ描いてるんですが。
描いたものを見ながらどういうシチュだよーと考えた結果。
これは罰ゲームにしかみえないなぁと思いまして。
せっかく10日ですので、燈可奈妄想をしてみました。
描いた絵は一番下に貼っておきます。
同名の動画とは関係あるような無いような。
……恥ずかし過ぎて視線なんか合わせられない。
正面なんか向いてられなくて、ずっと左の、窓の外を見る。
椅子に座って手を差し伸べる燈馬君を前に、最後の一歩が踏み出せない。
大体。
膝に乗る、という行為自体が初めてだ。
ましてや、向かい合わせなんて。
ハードルが高すぎる。
無理無理!
「こっちを見てください」
燈馬君に促されて、跳ねる鼓動を抑え見る。
……あぁ、なんていい笑顔をしてんだよ!
こっちは恥ずかし過ぎて笑えないっつーのに。
やっぱり、楽しげな瞳を見てられなくて。
口角を下げてつま先を見る。
自分のつま先と、向かい合うつま先。
その距離は大体20cm。
暇つぶしとかでよくトランプするけどさ。
どうしてこういう時に限っていつも燈馬君勝つんだよ。
学校でみんなとやる時なんか、全然強くないのにさ。
二人っきりの時ばっか。
じっと見たまま悪態をつき。
はた、と自分で気がついた。
……もしかして、いつもは手加減してんの?
ねぇ、と声をかけようとしたその時。
ぐい、と前に手を引かれる。
バランスを崩して倒れ込んだら、意図せず燈馬君の希望する体勢に近くなった。
曰く。
膝に乗って、キスをする。
まだ腰は浮かせたままだし、キスするどころじゃないから、厳密に言うと違うけど。
多分、自分から乗った方が良かったかもしれない。
勢いよく転がり込んだからか、かなり近くに身を寄せた感がある。
咄嗟に燈馬くんを踏まないように跨ぐようにして倒れ込んだけど、そのせいで今はほとんど距離がない。
背もたれを掴んで勢いを殺したから、ぶつからなかっただけまだそれでもマシなのかもしれない。
マシだけど。
胸のすぐ前に燈馬君の頭があるってのは、どうしたらいいんだよ!
下手に動くとなんかヤバそうだし。
どう動けば、燈馬君を刺激しないで身体を離せるかを精一杯考える。
私がそんなことを考えてる隙に。
腰に手を添えられ、すとんとその場に座らされる。
体の位置は、先程よりかは離れているけど。
今度は顔の距離がない。
下から覗く視線に刺されて。
ただただ逃げ場がなくて耳まで熱い。
「じゃあ、水原さん。お願いします」
随分と弾んだ声だ。
憎たらしい。
こっちは恥ずかしくて仕方ないのに。
「何の事?」
逃げ切れないとは解っているけど、最後のささやかな抵抗をしてみる。
こんな格好で向かい合っているってのに。
今更何が恥ずかしいのか。
「水原さんからしてくれないなら、僕からしますけど」
いいですか?と首を傾げる燈馬君は。
背筋が凍るくらいに、楽しそうだ。
された後、どんな惨事が待ってるか。
……想像したくない。
「……解った。解ったから上向けよ」
少し屈んで高さを合わせる。
膝に乗ってる分、私の方が位置が高い。
あぁ、もう。
このしてやったりって顔が、もう。
憎たらしいけど、好きなんだよ、バカ。
私の考えてることが解ったのか、ふ、と吹き出し、こちらに合わせる。
「次は負けないからな」
「何度でも、付き合いますよ」
何度だって勝ちます、と言われて気がして、なんだかもうすでに負けた気がする。
……ずっと掌で踊るのも癪だ。
瞼が閉じたのを確認し、そっと唇を合わせて、離す。
甘いキスなんかしてやるもんか。
案の定、物足りなさそうに見つめられるけれど関係ない。
次こそ負けない。
勝ってやる。
勝って。
燈馬君からキスさせてやる。
もちろん膝の上に座らせて。
練習がてらちょこちょこ描いてるんですが。
描いたものを見ながらどういうシチュだよーと考えた結果。
これは罰ゲームにしかみえないなぁと思いまして。
せっかく10日ですので、燈可奈妄想をしてみました。
描いた絵は一番下に貼っておきます。
同名の動画とは関係あるような無いような。
……恥ずかし過ぎて視線なんか合わせられない。
正面なんか向いてられなくて、ずっと左の、窓の外を見る。
椅子に座って手を差し伸べる燈馬君を前に、最後の一歩が踏み出せない。
大体。
膝に乗る、という行為自体が初めてだ。
ましてや、向かい合わせなんて。
ハードルが高すぎる。
無理無理!
「こっちを見てください」
燈馬君に促されて、跳ねる鼓動を抑え見る。
……あぁ、なんていい笑顔をしてんだよ!
こっちは恥ずかし過ぎて笑えないっつーのに。
やっぱり、楽しげな瞳を見てられなくて。
口角を下げてつま先を見る。
自分のつま先と、向かい合うつま先。
その距離は大体20cm。
暇つぶしとかでよくトランプするけどさ。
どうしてこういう時に限っていつも燈馬君勝つんだよ。
学校でみんなとやる時なんか、全然強くないのにさ。
二人っきりの時ばっか。
じっと見たまま悪態をつき。
はた、と自分で気がついた。
……もしかして、いつもは手加減してんの?
ねぇ、と声をかけようとしたその時。
ぐい、と前に手を引かれる。
バランスを崩して倒れ込んだら、意図せず燈馬君の希望する体勢に近くなった。
曰く。
膝に乗って、キスをする。
まだ腰は浮かせたままだし、キスするどころじゃないから、厳密に言うと違うけど。
多分、自分から乗った方が良かったかもしれない。
勢いよく転がり込んだからか、かなり近くに身を寄せた感がある。
咄嗟に燈馬くんを踏まないように跨ぐようにして倒れ込んだけど、そのせいで今はほとんど距離がない。
背もたれを掴んで勢いを殺したから、ぶつからなかっただけまだそれでもマシなのかもしれない。
マシだけど。
胸のすぐ前に燈馬君の頭があるってのは、どうしたらいいんだよ!
下手に動くとなんかヤバそうだし。
どう動けば、燈馬君を刺激しないで身体を離せるかを精一杯考える。
私がそんなことを考えてる隙に。
腰に手を添えられ、すとんとその場に座らされる。
体の位置は、先程よりかは離れているけど。
今度は顔の距離がない。
下から覗く視線に刺されて。
ただただ逃げ場がなくて耳まで熱い。
「じゃあ、水原さん。お願いします」
随分と弾んだ声だ。
憎たらしい。
こっちは恥ずかしくて仕方ないのに。
「何の事?」
逃げ切れないとは解っているけど、最後のささやかな抵抗をしてみる。
こんな格好で向かい合っているってのに。
今更何が恥ずかしいのか。
「水原さんからしてくれないなら、僕からしますけど」
いいですか?と首を傾げる燈馬君は。
背筋が凍るくらいに、楽しそうだ。
された後、どんな惨事が待ってるか。
……想像したくない。
「……解った。解ったから上向けよ」
少し屈んで高さを合わせる。
膝に乗ってる分、私の方が位置が高い。
あぁ、もう。
このしてやったりって顔が、もう。
憎たらしいけど、好きなんだよ、バカ。
私の考えてることが解ったのか、ふ、と吹き出し、こちらに合わせる。
「次は負けないからな」
「何度でも、付き合いますよ」
何度だって勝ちます、と言われて気がして、なんだかもうすでに負けた気がする。
……ずっと掌で踊るのも癪だ。
瞼が閉じたのを確認し、そっと唇を合わせて、離す。
甘いキスなんかしてやるもんか。
案の定、物足りなさそうに見つめられるけれど関係ない。
次こそ負けない。
勝ってやる。
勝って。
燈馬君からキスさせてやる。
もちろん膝の上に座らせて。
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